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超格安な日本発のマイコンボード UIAPduinoの紹介

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UIAPduino

最近、マイコンボードを調べていると、UIAPduino というかなり安価な製品を見かけました。しかも海外製の格安ボードではなく、日本人が開発したマイコンボードだと知ると、なぜここまで安くできるのかが気になります。

UIAPduino は、税込 290 円という価格がまず目を引くボードです。ただし、単に安いだけではなく、Arduino IDE で扱えること、USB Type-C で書き込みできること、小型の Arduino 互換ボードに近い形状で使えることなど、電子工作を始めるときのハードルを下げる要素も備えています。

そこで今回は、UIAPduino とは何か、なぜここまで安いのか、どんな用途に向くのかを整理します。

公式サイトのUIAPduino製品ページ

UIAPduino Pro Micro CH32V003 V1.4

UIAPduino Pro Micro CH32V003 V1.4

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目次

  1. UIAPduino とは何か
  2. なぜここまで安いのか
  3. UIAPduino の主な仕様
  4. どんな用途に向くのか
  5. 他の定番ボードとの違い
  6. おわりに

UIAPduino とは何か

UIAPduino は、埋田祐希氏が進める UIAP プロジェクトから出てきた超低価格マイコンボードです。小さな制御装置や電子工作向けのボードで、CH32V003 という RISC-V 系のマイコンを搭載しています。

基板サイズやピン配置は、自作キーボード界隈でよく使われる小型の Arduino 互換ボードに近いです。そのため、マクロパッド(ショートカット入力用の小型キーボード)や簡単な入力デバイスを作る用途に使うことができます。中身はかなり小規模なマイコンなので、Raspberry Pi Pico のような高機能ボードとは立ち位置が異なります。

項目内容
開発元日本国内の開発者によるプロジェクト(UIAP
価格税込 290 円
搭載マイコンCH32V003F4U6
コア32-bit RISC-V
用途の方向性小規模な制御、マクロパッド、簡易的な電子工作

なぜここまで安いのか

UIAPduino が注目される理由は、やはり 290 円という価格です。一般的なマイコンボードでは 1,000 円以上することも珍しくないので、この価格差だけでもかなりインパクトがあります。

安さの背景には、CH32V003 という低価格マイコンの採用に加えて、機能を必要最小限に絞った設計、大量発注によるコスト圧縮、開発者自身が検査工程まで抱える運用があります。単に性能を削った安価版というより、用途を絞ってコスト構造そのものを詰めたボードと見る方が実態に近いです。

価格がすべてではない

UIAPduino は価格だけで話題になりやすいボードですが、ESD 保護や過電流保護のような安全面も意識して設計されています。極端に安いボードでも、最低限の保護が入っている点は見逃せません。

UIAPduino の主な仕様

仕様をざっくり見ると、UIAPduino は高性能ボードではなく、小さな制御に向いた構成です。Flash や SRAM もかなり小さいので、重い処理をさせる前提ではありません。

項目内容
動作周波数最大 48MHz
Flash16KB
SRAM2KB
電源電圧2.7V ~ 5.5V
USBUSB Type-C で書き込み可能
フォームファクタ小型の Arduino 互換ボードに近いサイズ感の基板

また、専用書き込み器を使わずに USB Type-C ケーブル 1 本で書き込みできるように設計されている点も重要です。安いボードでも、書き込み環境が複雑すぎると初心者は触りにくくなりますが、UIAPduino はそこをかなり意識しています。

一方で、リソースは限られています。メモリ容量や処理性能に余裕があるボードではないので、複雑な表示処理や大きなプログラムを組む用途には向きません。

どんな用途に向くのか

UIAPduino が向くのは、まず電子工作の入門や、部品点数が少ない小規模な制御です。単純なセンサー読み取り、LED 制御、簡易な信号出力のような用途では、低コストで試せる点が大きいです。

もう一つ相性が良いのは、マクロパッドや自作キーボード系の用途です。小型の Arduino 互換ボードに近い形状で、HID 系の活用も視野に入るため、低コストで試作する用途ともつながります。

  1. 電子工作やプログラミング学習の入口
  2. 単純なセンサー制御や小規模な自動化
  3. ショートカット入力用の小型キーボードや小型入力デバイスの試作
  4. 部品代をできるだけ抑えたい量産前の確認

逆に、多くのライブラリを使う、メモリを大きく使う、MicroPython のような高級言語寄りの開発を前提にするなら、他のボードを検討した方が良さそうです。

他の定番ボードとの違い

UIAPduino を考えるときに比較対象になりやすいのは、Raspberry Pi Pico や Arduino Uno です。この2つは知名度が高く、学習用ボードとしても定番です。

項目UIAPduinoRaspberry Pi PicoArduino Uno
価格帯かなり安い中価格帯高め
性能最小限かなり高い入門向けとして標準的
メモリ余裕かなり小さい大きい小さい
立ち位置超低価格の小規模制御向け高性能な定番小型ボード教育向けの定番

つまり、UIAPduino は「Pico より高性能なボード」ではありません。ここでの価値は性能ではなく、価格の低さと割り切った使い方にあります。1枚を安く使うだけでなく、複数枚を気軽に試しやすいという点もこのボードの魅力です。

おわりに

UIAPduino は、日本発の超低価格マイコンボードとしてかなり独特な立ち位置にあります。高性能ボードの代替ではなく、必要最小限の構成に絞ることで価格を大きく下げたボードです。

電子工作をこれから試したい人、ショートカット入力用の小型キーボードや簡単な制御を低コストで組みたい人にとっては、触り始めやすい選択肢です。今後もこうした低価格ボードが増えるなら、電子工作の入口はさらに広がりそうです。

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